SMTによる完全なEV向けトランスミッションの開発
EVは自動車産業の主要な成長セグメントで将来そのものです。トランスミッション技術者向けの新しくより優れたソフトウェアの開発に努めるSMTは、モータとギヤボックスのシステムレベルの統合に焦点を当てた、最新のMASTA12を開発しました。
SMTソフトウェア開発取締役のPaul Langloisは、次の様に述べています。「MASTA12はモータとギヤボックスの両方のシームレスな解析を提供する初めてのトランスミッション設計ツールです。これにより、ワークフローが大幅に改善され、エラーの可能性が減少します」
Paulは続けて、「MASTA12に搭載された多くの新機能と改善は、技術者の設計と解析能力にこれまで経験したことがないほど衝撃を与えるでしょう」「SMTの継続的な開発プログラムは、モデルベースの理解を合理化し、部品とシステム双方の性能を向上させることに重点を置いています。まもなく、さらに多くの拡張機能とツールが登場します」と付け加えました。
EV向けモータのモデリング
このエキサイティングな機能によりモータコンセプトを短時間で生成できます。MASTA12のパラメータを基にしたテンプレートを使ったモータ諸元入力においては、以下の3タイプの電動モータを選択するだけで、さまざまなモータについて高速で信頼性の高い解析が可能となります。 ・埋込磁石型モータ(IPM) ・永久磁石補助形同期リラクタンスモータ(PMASynRM) ・同期リラクタンスモータ(SynRM) いくつかの簡単なキーボードタップで、ステータ、ロータ、巻線のプロパティを定義し、モータ全体の仕様と詳細な性能解析結果を取得できます。 複数のパラメータ設計シナリオを一度に実行すると、多様な設計構成のモータ性能と全体的なシステム応答を簡単に比較することができます。 |
EV向けモータの詳細モデリング
MASTAはすでに完全に機能するCADパッケージを有しており、実装されたGeometry Modellerを使用して、システムのモデリングと設計のプロセスを合理化でき、電動モータの開発はより効率的になります。従来から高い機能を持つギヤシステム解析ソフトウェアと同じ高レベルのインターフェースや適応性を電動モータのモデリングにも採用しました。 |
モータ設計のファインチューニング
MASTA内のテンプレートをクリックすることで、モータ設計を完全にカスタマイズ可能なCADと反復変換ができ、MASTAとのシームレスなリンクによりモデルやパラメータを瞬時に更新して結果をフィードバックする微調整が可能です。 |
既存の電動モータ設計のインポート
フレキシビリティを念頭において構築したMASTA12は、既存の電動モータをインポートすることができます。既存のステータとロータのCAD設計をGeometry Modellerで読み込むだけでMASTAに簡単に取り込めます。 |
新しいMASTA、同じフィーリング
SMTのMASTAソフトウェア開発チームは、使い易いソフトウェアという当社のコアな強みをベースとして、一貫性の高いトランスミッション開発エクスペリエンスを提供することを目的とした、クリーンでユーザフレンドリーなインターフェースの伝統を守り続けてきました。皆様にとってなじみのあるMASTAエクスペリエンスを用意しており、短時間で習得・ご利用いただけます。 MASTAの習熟者の方は、使い慣れたカスタマイズ可能なエディタ、カスタマイズ可能なレポート、データベースなどを目にすることになるでしょう。これにより、時間をかけずに習得することができ、MASTA12を直ぐにでも扱えるようになります。 このゲームチェンジャーともいえる機能は、これだけでは留まりません。MASTA12の電動モータモードには、豊富な解析と最適化機能があります。磁束密度の可視化からNVH解析における歯の励起の計算まで、すべてを今後順次リリースするニュースで明らかにしてまいります。 |
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MASTA開発 プログラム
今後数週間の間に、MASTA12のエキサイティングな新機能に関する最新情報を投稿する予定です:参考になるブログ、ビデオ、チュートリアルなどMASTA12のリリースに先駆けて、今すぐ登録してください。 MASTA12の新しい電動モータの機能に関する詳細情報やトレーニングの依頼は、ここで登録できます。 さまざまな無料ウェビナーを用意していますが、テクニカルエキスパートへの問合せも可能です。 以下のフォームにご記入ください。 または、今後のリリースに関連する情報について marketing@smartmt.com までお問い合わせください。 |
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